お知らせ

令和元年度定時総会を開催いたしました

令和元年6月27日(木)仙台市戦災復興記念館において、令和元年度定時総会を開催致しました。総会には、北辻会長、本会会員15社17名(ほかに、委任状出席5社)が出席されました。

定時総会では、平成30年度事業、収支決算並びに会計監査報告、令和元年度事業計画・収支予算案が原案通り承認され、令和元年度事業計画に基づき研究会事業が行われることとなりました。
また、役員改選が行われ、これまでの役員はすべて留任とされ、新しい幹事に恵和興業社 宮崎秀喜氏が推薦され、会社の了承が得られ次第、就任することとされました。

今回は、総会終了後に、金子副会長から、研究会活動報告として、再生粗骨材を材料としたコンクリート製品の暴露試験の現在の状況について報告されました。この暴露試験は、土木研究所、東北地整、宮城大学が参加して行っている共同研究「凍結防止剤散布地域における再生骨材コンクリートの有効利用技術の開発」の一環として行われているものです。

続いて、北辻先生から、鉄イオンを供給するスラグ活用漁礁ブロック(磯焼け対策ブロック)について説明が行われました。海水の分析結果から鉄分が供給されていること、そして、固定した海藻の生長も確認されているとの報告がありました。
また、再生紙製造の残渣のペーパースラッジの利活用について、フッ素の不溶化が課題であったが、エトリンガイトがフッ素を固定する可能性があるとの最近の話題が紹介されました。
また、コンクリートに関して、石灰石骨材の溶脱についての話題提供もありました。

総会、講演会終了後には、情報交換会が行われ、遠藤顧問にも参加いただきました。(R01-7-4)